年が明けたのもつかの間、2月もあっという間に終わり... まだまだ外の空気の肌寒さが残りますが、暦の上では春。 この時期、新生活をスタートさせる人も多く、 俗に『引っ越し繁忙期』とも言いますね。 よし引っ越しをするぞ!となって気になるのはやっぱり引っ越し費用。 そこで今回は、引っ越しを間近に控えている方や、 そうでない方にもいつか役立つ!!!はずの、 引っ越し退去時に敷金をできるかぎり返還してもらう 『お掃除のコツ』をト・ク・ベ・ツ・にお教えします!(笑)
そうはいっても、私も人生で数回引っ越しを経験していますが
なんだかまたウマく言いくるめられて
敷金かなり引かれてるよ~~ なんてシーンが多々ありました。
敷金が全額戻ってきた!なんていうのは夢のまた夢...というイメージが
定着してしまっているように思うのはきっと私だけではないはず。
まずは敷金返還についての豆知識からご紹介します。
敷金返還については、公的な書面で
国土交通省がガイドラインを設けているのをご存知でしょうか?
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、
通常使用の範囲内での劣化・汚れについての修繕・清掃については
基本的に貸主が責任を負うというように記載されています。
ということは..."わざと部屋をキズ付けた!"などということがない限り、
敷金は基本的に全額返金されるはずのなのです!
どの程度お部屋をきれいにすればいいのか?というと、
上にあるように『原状回復』=入居時の状態に戻すこと。です。
こう考えるとそんなに難しく考えなくてもいいんだなあ、と思えますね。
住んでいるうちに当然生じてしまうようなキズや汚れについては、
貸主が責任を負担すべきで借主は責任を負担する必要はありません。
では、借主負担(敷金から引かれるもの)はどのようなものか具体的例をあげてみます。
●床
・雨の吹込みによるフローリングの色落ち
・キャスター付きのラック等によるフローリングや畳のへこみ
・カーペットに飲み物をこぼしたことによるシミやカビ
(通常のルームクリーニングで綺麗にできる汚れは借主が負担する必要はありません。)
●壁・天井
・壁のくぎ穴やネジ穴(下地ボードの貼り替えが必要な程度のもの)
・タバコのヤニによる過度な壁の変色
・台所の油汚れ
・冷蔵庫下のサビ跡
・ペットが壁につけてしまったキズや汚れ
ここで本題!!
このようなちょっとしたキズや汚れが発生してしまったら、
自分で修繕出来るところは綺麗にしてしまいましょう。
(※但しお金をかけすぎないよう注意!)
これが敷金全額返還への道です。
・引っ越し作業時についてしまった柱や壁などのキズは充填修復材で補修
・フローリングの色あせは色ツヤ復元ワックスで補修
・フローリングのキズは床専用のクレヨンを使って補修
・壁に空いたクギなどの穴はシール材やパテ等を使い穴を埋める(難易度高め)
やり方や道具など、初めてで戸惑うときには
ホームセンターの店員さんに声をかけてみるのもいいかもしれませんね♪