湿気が高い季節は、ジメジメ続き。お天気が悪い日が続くと気分も盛り上がりませんがカビは大喜び。オレンジのパワーでカビとユウウツ気分を一掃しましょう!
カビにもいろいろな性質があり、水分が少なかったり、温度が低かったりでも平気なカビもいるのですが、大多数のカビにとっては、すべての繁殖条件が整うのが梅雨から夏の季節です。
カビの代表的な生育条件は「温度」「水分」「栄養」「酸素」です。カビは温度なら0~50度、湿度なら65%以上、栄養はほとんどの有機物と若干の無機物、それに酸素があれば育ちます。人間が住む条件はカビにとっても好条件。この中で唯一コントロールすることができるのは水分(湿度)です。
除湿機などを上手に利用し、室内の湿度を50%程度に保てば、カビもダニも大量発生しません。しかし梅雨から夏の時期の湿度コントロールは大変です。人間から発生する水蒸気は1人につき1時間100gにもなるそうです。また炊事や洗濯、入浴などの生活行為でも大量の水蒸気が発生します。
室内に湿気がこもらないようにするには、まず「換気」が大切です。気持ちよく晴れた日には2時間ほど家中の窓やドア、カーテンを開けて換気をします。同時に特に湿気のこもりやすいお風呂場やトイレ、押入れやクローゼットも開けて換気しましょう。風の通りにくい場所は換気扇や扇風機などを利用すればさらに効果的です。
また濡れたままの傘を室内に持ち込まないようにする、洗濯物を部屋干しする際は、新聞紙を下に敷いて湿気を吸収させる、扇風機で風を当てるなどの湿気対策が必要です。湿度は高い場所から低い場所へと流れ込むので、雨が降っているなど外の湿度が高い場合は、あまり換気をしない方がよいようです。
オレンジはカビ対策にも効果があるのをご存知でしょうか? スイート種のオレンジから抽出されるアロマオイル「オレンジスイート」は殺菌効果があり、防カビや抗ウイルスの効果があるとされています。このオイルと無水エタノール、精製水を混ぜたスプレーを作っておくと、手軽にカビ対策ができます。お風呂場のカビ取り、鏡やガラスの曇り除去などに使えます。
また、オレンジスイートのアロマにはリラックスとリフレッシュ効果があると言われています。疲れや緊張をときほぐし、気持ちを明るくしてくれるのです。そのためヨーロッパの病院にはオレンジのアロマを1日数回散布するところもあるそうです。
オレンジスイートのスプレーはお部屋だけでなく心のお掃除にも効果があるのですね。オレンジパワーを利用して心のジメジメもふきとばしましょう!