家事コラム洗濯
vol.29( 2017年04月13日 公開)

どうして日本の新学期は4月からスタートするの??

今年の入学式や新入社式は、満開の桜の中 行われた地域も多かったのではないでしょうか? 桃色の桜はやっぱり春の記念撮影の必需品ですよね。 日本人にとってはもう当たり前の 4月から始まるこの新学期シーズン。 ここでちょっと掘り下げて.... 日本の新学期はどうして4月からスタートするのか? 今日はそんなマメ知識を皆さんにお届けしたいと思います。

さかのぼること江戸時代。
この時代は、寺子屋・私塾(秀才及び元長官などが先生となる)・
藩校(諸藩が藩士の子弟を教育するために設立した学校)等では
特に入学時期は決まっていなく随時入学ができました。
その後、日本に西洋化をもたらした明治維新によって、
明治時代はじめ頃から、西洋にならって
9月入学が主流となりました。

しかし間もなく、新政府の富国強兵制度の影響もあり、
様々な新年度が4月から始まるようになります。
明治19年に政府の会計年度が4月~3月となり、
この会計年度に合うよう、寺子屋を始めとする教育機関で
4月入学が奨励されるように。
さらに、陸軍の入隊届け開始が4月になったことによって、
これもまた、入学時期が4月へと変わっていく要因で、
明治33年には小学校が正式に4月入学となりました。

これに対し、帝国大学や旧制高校は
まだ9月入学としていましたが....
大正時代に入ると、政府の方針により
上記の教育機関にも4月入学が定着しました。
これが現在まで続いている、というのが
そもそもの流れということのようです。

国の会計時期に合わせていたというのは驚きですね。
富国強兵制度(学制・兵制・税制)というのは、
やはり誰の生活にも必ず関わってきますから、
全国民に多大なる影響があったことが分かりますね。

 

新学期についてちょっと詳しくなったところで、
他国の新学期一覧で見比べてみましょう。

外務省などのデータを参考に
各国の情報を調べてみると、
特に新学期時期が集中しているのはなんと「9月」。

ニュージーランド............2月
シンガポール..................1月
タイ..............................5月
フィリピン.....................6月
アメリカ...............9月
カナダ..................9月
イギリス...............9月
フランス...............9月
ベルギー...............9月
中国.....................9月
モンゴル...............9月
ロシア..................9月
※学校によっては異なる場合もあります。

これらの国には共通点があり、
いずれも夏休み明けから新学期がスタートします。
(ニュージーランドやシンガポールは南半球で
日本とは季節が逆なので、1月・2月が夏休み明けとなる)
また、日本のように厳粛な(くしゃみもできないような)
入学式や始業式をする国は世界的に見てあまりなく、
カンタンな手続きやパーティー(?)だけ、
という場合が多いんだそうです。(それも案外楽しそうですね!笑)

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