家事コラムその他
vol.111( 2024年09月05日 公開)

今から始めるカメムシ対策

暖冬の影響で冬を越すことができた個体が多かったこともあり、昨年から引き続き今年も大量発生しているカメムシ。
大量のカメムシが山間部から果樹園などに飛来し、各地で多くの被害が出ています。
秋以降も油断はできません。今からしっかりと対策していきましょう!

真夏のピークも過ぎ、少しずつ秋らしくカラッとした季節がやってきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、どうぞご自愛ください。
涼しくなってくると、昆虫たちの鳴き声から季節の移ろいを感じられるのが素敵ですよね。
ただ、虫の鳴き声は風情がある一方で、これからの季節は私たちを不快な気持ちにさせる『カメムシ』も多く見かけるようになります。

カメムシは、一年を通してほとんどの時期に見られます。特に春から夏にかけて活発に活動するのですが、私たちが生活している中で最も困るのがこれから秋にかけての季節です。
カメムシは気温が下がり始める9月頃から冬眠の準備として暖かい場所を求めるようになります。カメムシが洗濯物に引っ付いたり家の中に侵入したりするケースが増えるため、これからの時期は特に注意が必要になります。

見つけた時の対処法
捕まえるときは慎重に

カメムシを捕獲する時に大切なのは、いかに刺激を与えずに捕獲するかです。カメムシは身の危険を感じると悪臭を放つので、ティッシュやガムテープを使って捕獲する場合は、カメムシを潰してしまわないように注意しましょう。

捕獲器をつくる

捕獲器を使うと簡単に退治できます。
作り方は、ペットボトルの上部3分の1ほど切り取り、飲み口が逆さまになるようにして下部にはめ込み、テープで固定します。そして、中に食器用洗剤を数cm入れたら完成です。
カメムシを見つけたら、捕獲器をカメムシにそっと近づけて軽く触り、中に落とします。
紙などを使って優しく落としてあげるとより簡単に刺激を与えることなくペットボトルに落ちてくれますよ。

 


やってはいけないこと

前述のとおり、悪臭を放つため叩いたり強く掴んだりして駆除することは絶対にしてはいけません。

また、掃除機で吸い取ることもおすすめしません。
一見手は汚れないしすぐに退治できるからと吸い取りたい気持ちにはなりますが、掃除機の内部で悪臭を放つ可能性があり、嫌なニオイが取れなくなってしまうかもしれません。
万が一吸い込んでしまった場合は、臭いがこもらないように、掃除機のダストボックスや紙パックをすぐに処理しましょう。

カメムシを寄せつけないために

駆除したり逃がしたりしても、カメムシはすぐに寄ってきてキリがないですよね。カメムシ対策で最も重要なのは、侵入を防ぎ、寄せつけない工夫をすることです。

洗濯物を取り込む際は要注意

昼と夜の寒暖差が大きくなるこれからの季節は、カメムシが洗濯物に引っ付いていることが増えるため、取り込む際には注意が必要です。
早めの時間に取り込むことを心がけ、取り込む前によく振り払いカメムシが付いていないかしっかり確認するようにしましょう。

カメムシの嫌うニオイの植物を置く

カメムシはハーブなどの香りが苦手です。中でも、ミントの香りは特に効果的と言われています。
庭やベランダ、玄関などに置くだけでカメムシ対策になりますよ。

 


忌避剤を使用する

侵入を防ぐには忌避剤を使用するのも有効です。
そこでおすすめなのが、カメムシ忌避剤のカメムシクリン
窓枠や網戸などにスプレーするだけで、隙間があったとしてもカメムシがニオイを嫌がって侵入防止に!
約1ヶ月効果は持続しますが、天候などの影響で短くなることもあるので定期的にスプレーすることをおすすめします。

カメムシが増えるこれからの季節に備えて、早めの対策を心がけましょう!

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