新年度がスタートして1ヶ月が経過しました。ゴールデンウィークも明けたこの時期によく耳にするのが「五月病」。
入社や転職、部署移動等の環境の変化から、なんとなく体がだるい・気分が優れないといったような不調が生じる方は、もしかしたら五月病かもしれません。
五月病は誰にでも起こりうるもの。きっちりと対策をとるようにしましょう!
4月は新しい環境に慣れるために一生懸命になり、日々緊張感を持って仕事を頑張るため、疲れやストレスが蓄積しやすくなります。
そして、ゴールデンウィークが明ける頃には「やる気が起きない」「気持ちが憂鬱になる」「身体がだるい」「眠れない」といったような症状が現れてきます。
このように、主にストレスが原因となり、様々な不調をきたすことを「五月病」といいます。
五月病は正式な医学用語ではありません。通常は一過性のものではありますが、ストレスを溜め込んだままにしておくと、うつ病へ進行してしまう可能性もあります。
では、五月病を予防するためにはどんなことをすればよいのでしょう?
睡眠時間の不足はストレスや疲れが溜まりやすくなるので、十分な睡眠をとることが大切です。
7~8時間睡眠を心がけ、規則正しい生活リズムを作りましょう。
心と身体が不安定な状態になると、食欲がなくなったり逆に過食気味になったりします。そのような偏った食生活がストレスに繋がることも。
免疫力を高めるためには、タンパク質(肉・魚・大豆・乳製品等)が効果的です。そして、一日三食バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
ウォーキングやジョギング、ストレッチなど軽く身体を動かすことで、ストレス発散や気分転換になります。ただし、激しい運動をしすぎると逆効果になるので、無理のない範囲で長く続けられる運動を行うようにしましょう。
ぬるめのお湯に浸かると、脳内の副交感神経が刺激され緊張をほぐす効果があります。38~40℃くらいのお湯で15分程度、肩までしっかり浸かるようにしましょう。
熱いお湯での入浴や長時間お湯に浸かることは、リラックス効果の妨げになるので注意が必要です。
入浴の際には、百薬湯も使ってみてください。しっかりと身体を温めることができ、疲労回復にもおすすめですよ。
しんどいなと感じたら、ストレスの原因となっているものから少し離れて、好きなことに没頭するのも良いかもしれません。
また、ひとりで抱え込むことなく、気心の知れた家族や友人、職場の上司など身近な人に相談することも大切です。