「暖房を使うと乾燥する」そう感じる人は多いのではないでしょうか。 特にエアコンは乾燥しやすい暖房器具。なぜ暖房で乾燥してしまうのでしょうか?
実は、暖房を使うことで空気中の水分自体は減っていません。
まず、空気が温められると、「空気中に溶け込める水分の量」が増えます。室内にある水分の総量は増えていないのに、温度だけが上がるとどうなるか…?
水分は部屋の中にある物から、空気中へ移動して行きます。つまり人体からも水分が移動し、お肌は乾燥してしまうのです。
これが、暖房を使うと湿度が下がり、乾燥してしまう仕組み。
現代の住宅は気密性が高く、そのままではお部屋に水分が補充されることもありません。
加湿器で基本の水分量を増やすことでお部屋全体の湿度を保ちましょう。
加湿器が無い場合はタオルなどを部屋干ししたり、お湯を沸かしたりするのもいいですね。
乾燥からお肌を守る為には、洗顔やシャンプーにも気を遣って。
特に合成界面活性剤の入った石けんはNG。
洗浄力が高いので、必要な皮脂も落としてしまい乾燥の原因となります。
熱いお湯に長く浸かりすぎると、皮脂も溶けて乾燥しやすくなります。
お風呂は40度以下のぬるめのお湯で、入浴後はきちんと保湿しましょう。
この冬は、身体もお肌や髪も大切に…あたたかく過ごしながらも、きちんと乾燥対策を!