家事コラムダニ
vol.14( 2014年12月29日 公開)

冬に活躍するこたつのダニ対策

日本の冬といえばこたつ もうすぐお正月ですね。皆さんはどんなふうに過ごされますか...

日本の冬といえばこたつ

もうすぐお正月ですね。皆さんはどんなふうに過ごされますか?
遠くには出かけずにこたつでゆっくりお正月を過ごすという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家族と暮らしていても、一人暮らしでも、こたつに入ってテレビを見たり、みかんを食べたり、ちょっとだらしないと思いながらも心地よさに負けて眠ってしまったり。
こたつは家族団らんや安らぎを与えてくれるので、人気の暖房器具のひとつですよね。
しかし、こたつの中や周囲にどうしてもゴミやホコリが溜まりやすいという難点がありますよね。

実はホコリの中にはダニがたくさん潜んでいます

一般家庭の掃除機で集めたホコリを調べてみたら、小さじ一杯分のホコリの中に、平均500~2000匹のダニの死がいが見つかったという結果が出ています。
家庭に多いダニはチリダニ類で、死がいやフンがアレルギー疾患の原因物質となっています。
せっかくこたつでくつろぎたいのに、ダニがいると思うとなんだか気分が良くないですよね。
こたつのダニにはどう対処すればいいのでしょうか?

こたつのダニ対処法は?

こたつのダニを減らすには、こまめな掃除が大事です。
こたつの下に敷いているカーペットはこまめに掃除機をかけます。
ダニが潜むホコリや、ダニのエサとなる人やペットのフケや垢、食べ物のカスなどを残さないようにしましょう。

こたつ布団は晴れた日に天日干しをしたり、布団乾燥機を活用するなどして、湿度を下げます。
ダニは室内の湿度が60%以上で増殖し、50%以下が持続するとやがて死んでしまいます。湿度を下げることでダニの数を減らす効果があります。
こたつ布団も湿気が多いと思われるので、できるだけ乾燥させましょう。

乾燥させた後は、必ず掃除機をかけましょう。
湿度を下げることで生きたダニは減りますが、死がいやフンは布団に残ってしまいます。
ふとんの表裏側両面を1m2あたり約20秒かけてゆっくり掃除機をかけます。
アレルゲンとなる死がいやフンを取り除きましょう。

地道な方法ばかりで面倒くさく感じるかもしれません。でも「ダニ対策は、1日にして成らず」です。1回やれば完璧という魔法のような方法は残念ながらありません。

こまめな対策で、快適な冬のこたつ生活を楽しんでくださいね。

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